Vision
私たちは食を通じて
一筋のアウラ(光)を灯し
喜び・幸せ・感動を届け
社会貢献に全力を注ぎます。
Ceo
松崎智の歩み
Matsuzaki Akira
1962年生まれ
創業者/Founder
代表取締役/Aura Holdings CEO
—医者になりたかった
北海道出身。高校時代の友人曰く、松崎は学生時代に医者になることを志す。しかし、希望大学に思いは届かず文化系の大学に入学。卒業後、横浜の建設会社に入社する。
—開拓魂に惚れる
ある時、テレビでラーメン店のドキュメンタリーを見たことが松崎の人生を変える。
「話を直に聞きたい」と即断、その社長に会いに行く。そして、開拓魂の塊のような経営哲学に惚れ込んだことがきっかけで36歳で転職を決意する。建設業で営業職を長年経た実績を買われ、そのラーメン店で5年に渡り飲食業の経験を積み重ねる。
—苦渋の決断
2002年、松崎は独立を果たす。故郷の味、札幌ラーメンの店を立ち上げる。わずか2年の間に怒涛の勢いで、東京、横浜、愛媛、仙台へと10店舗の展開を果たす。しかし、更なる思いは果たせず失意のなか、42歳のときに一旦撤退する。そして、このときの壮絶な辛苦の経験が生きた。
—雌伏四年、そして復活
その4年後、「肉問屋さんとの出会いが鍵を握る」と語る松崎は復活を遂げる。2008年、銀家の日吉本店を開店、全国にさらに拡大を図り、いまに至る。視野は海外へいたり、現地視察を欠かさない。
松崎の店では、アジアから来る若者たちが働く姿もよく見かける。「国に帰っても、誇りをもって働けるように、技を習得して」と、声がけを惜しまない。アウラホールディングスのビジョン「一筋のアウラ(光)」とは松崎の人生に根ざしていることばだ。「暗雲からもクリスタルの雨が降る」ことを信じている。
Tactics
デジタル技術の活用及びDX推進
飲食店DXへ向けた展開
環境変化への迅速な対応
顧客体験価値の向上
戦略を効率的に進めるための体制の提示
Mission
国内の店舗展開だけでなく
セントラルキッチン・FC展開
海外進出を視野に
企業拡大を図ります。
Journal
虎視眈々と海外進出を狙う
—2002年
2002年はワールド杯サッカーの熱狂で始まる。この年に松崎は独立を果たし、国内に10店舗以上展開、翌年に海外へも足を伸ばす。中国には毎月のように通い、ラーメン店に絶好の場所と商売上手な現地商社から好条件を引き出すために交渉を重ねている。そして中国全土で20店舗以上の展開を果たし、業績も波に乗る。
—世間のムード
一方で、この頃、国内に目を向けると、不況が続いている。日本ハム・雪印などの牛肉偽装事件や残留農薬によって高まった消費者の「食の安全」への不信感がマスコミを騒がせている。
—走り過ぎた
松崎は語る。
「オレに国内展開への読みと目配りが足りなかった」
中国のほか、念願のアメリカ進出を果たし3店舗オープンに漕ぎるつけるものの、国内店舗での業績が悪化する。決算、スタッフリング、年齢40そこそこの若者一人の手に補えるものではなかった。
「走り過ぎたんだ」
松崎は、会社をたたんだ。40代の壮絶な経験が今に生きている。
—20年後のいま
タイの首都バンコク、スワンナプーム国際空港。2024年4月の最終週、松崎はアウラホールディングスのスタッフを連れて空港の税関を通り抜ける。そしてホテルに荷物を置くやいなや、現地麺と日本発他店の麺の味を何店も駆け抜け、比べている。
「秋に、開店するんだ」
20年前の出来事が走馬灯に頭をよぎる中、必死だったあの頃とくらべて今はどうなのか?
「還暦を過ぎているから、ギリギリに自分を追い込んでいる、見ててよ」
と微笑むと松崎は、合弁相手の相手と固い握手を交わした。
札幌味噌ラーメンアウラ出店ドキュメント
—川崎の賑わいのど真ん中
JR川崎駅前から約250mにわたる商店街がある。古くから買い物客を集め、川崎駅前の賑わいの中心となっている。通開閉式のアーケード商店街「銀柳街」だ。「花とステンドグラスのある街」と呼ばれるとおり国内最大級のステンドグラスが施され、その美しさは広く知れ渡っている。そこに札幌味噌ラーメンアウラ川崎銀柳街店ができる。
—出店間近
2024年3月1日、松崎は工事の進捗を確かめに足を向ける。愛車をコインパーキングに止め、アーケイドを歩く先に開店を控えた川崎銀柳街店がある。しかし、数日後にオープンするはずの予定が、コロナ禍の余波で資材納入の遅延があったのか内装工事が計画通りに進んでいない。松崎は店頭で指示を出す社員に一声かけ、工事の状況を確認。すぐに向かうのは、厨房だ。
—味を守れ
工事は急げばなんとかなるだろう、しかし、仕込みは大丈夫か。
松崎の懸念は味に向かっている。
「どうなの?調子は、影響はない?」
松崎は、厨房にいる若いスタッフに話を聞く。
「問題ありません」
厨房の外の工事の喧騒の中、スタッフは額に汗をかき、味を必死に守っていた。その後、二人は30分ほど会話を真剣に交わす。
—共に
松崎は言葉を荒げない。「共に」社会で育っていくのに、なぜ怒るのか。『大将は先を駆けぬもの。逃げぬもの。』司馬遼太郎の「夏草の賦」にあることばだ。松崎にはそれがあてはまる。
松崎は厨房で話し終わると、さっと店を出てにこやかに言った。
「楽しいよ、これがあるから絆が強くなる」
Histroy
株式会社アウラホールディングスの歩み
2004年3月設立
2021年 社名を「株式会社まつざき商事」から「株式会社アウラホールディングス」に変更
年商:13億円
資本金:9,990万円
売上伸長率:110%
事業内容:飲食店業・サービス業
住所:210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町4-7 保田屋たからや共同ビル
お問い合わせ: 044-222-7656
従業員数(2024年3月時点)
社員数:59名
平均年齢:32歳
年間休日:105日以上
男女構成率:6対4
アルバイト数:160名
銀家オープン日
日吉本店:2008年10月5日
戸塚店:2011年3月6日
大和店:2013年2月14日
伊勢佐木町店:2013年9月13日
宮の森本店:2017年3月1日
東苗穂店:2021年4月23日
横浜西口パルナード店:2021年7月29日
川崎銀柳街店:2021年10月4日
札幌味噌ラーメンアウラオープン日
アウラ横浜パルナード店:2022 年1月14日
アウラ戸塚店:2023 年2月9日
アウラ川崎銀柳街店:2024年3月5日
油そば BROOKLYN NYオープン日
横浜駅近隣 2022 年2月15日
(C) Aura Holdings Co., Ltd.
2024
Aura Holdings Co., Ltd.